その人がどうして川を渡りたいのかを考えたい。

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ねぇ、デザインって何?

聞くと、ある人は『装飾』だと言い、ある人は『設計』だと言う、

そしてまたある人は『photoshopのスタイルを如何に多く素早く使うスキル』とも言う。

その答えは千差万別にある。

 

どれも間違ってないけれど、私はどれも物足りないと思っている。

どう物足りないかというと、

『川を渡りたいから、橋をデザインしてほしい』と言われた時の作業工程に例えたい。

 

『橋』と言われたなら、普通ならまずどんな橋がいいのかを考えることになる。

アーチ橋がいいのかトラス橋がいいのか、

道路は何車線か、タイルの色は、大きさは、夜のライトアップはどうするのか、

それはきっと設計であり、装飾であり、いわゆるデザインだ。

 

だけど、私はもう少し手前からデザインを考えてみたいといつも感じている。

つまり、『その人がどうして川を渡りたいのか』という事をちきんと考えてみたい。

 

話をよく聞けば、『橋を渡らないと買い物をする場所が無い』という事かもしれない。

そうならば、橋を新たに作る事ではなく、お店を作る事が解決になるかもしれない。

 

また、『川を見ながら好きな人と移動したい』だったら、

橋ではなく、わたり船やロープウェイなどの狭い乗り物を作る方が喜ばれるかもしれない。

 

そんな風に、その人が本当はどうしたいのかをもっと考えたい。

その意思を汲み取り効果的なカタチに反映していく事を行えるかどうかで、

デザインの根本的な質が決まるのだと思っている。

 

確かに、道路は何車線か、歩道の広さや

タイルの色や大きさを素早く調節できるスキルがなければお話にならない。

 

だけど、何よりも大切にするべきは『その人がどうして川を渡りたいのか』という掘り下げの姿勢だと思ってる。

そしてその姿勢から生まれる発想や解決法にこそ本当の価値があるはず。

だから『その人がどうして川を渡りたいのか』という事を考え続けたい。

 

***

 

なーんて偉そうに思っていてもなかなか本当に難しい。

泣ける、実際泣いた。

そう思い凹んでいた最近、岸勇希さんのインタビューで『本当に欲しいのは傘ではなく、

雨に濡れない方法では?』と、私の『橋』に似た例え話が出ててちょっと元気が出た。

 

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デザインって何?

卒業して3年経ったけど、

今でも変わらずちゃんと追求している毎日に、呆れつつ、嬉しいなと思う。

さて、明日から社会人4年目の始まりです。