この1年『広告ってなんじゃい?』を研究していた。

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すっかり春になって、冬のことは幻に思える今日この頃です。

 

今日は、『広告』のお話。

 

正直をいうと今まで『広告』 が好きではなかった。

むしろ嫌いだったし、興味も無かった。

学生時代に『広告が好きです』とか言って代理店目指す女の子はダサいと思っていたし、

広告批評が休刊になった時には「やっぱりね」と意地悪い気持ちでいっぱいだった。 

 

自分は『デザイン』 がやりたい、『デザイナー』になりたいのだ。

そう思って働きだしたものの、入ってくるお仕事は『広告』 の『デザイン』ばかりだ。

どういうこと?

広告の清書の手段としてしかデザインが入り込めないことにとても悲しく、惨めな気持ちになった。

それと同時に『広告』という存在が無性に気になり始めた。 

 

こんなに勉強したデザインが手法としてしか入り込めない巨大な『広告』 って

一体なんなんだろう、

どこの誰がどんな風に考えてるんだろう、そして本当に価値があるのだろうか。

そんな風にイライラしながらも興味津々な状態の時に、

Twitternp無料広告学校の募集を見つけた。

速攻申し込んだ。

『広告ってなんじゃい? 広告がなんぼのもんかデザイナーにみせてみぃ』

そんな酷く荒れた気分でね。

始まりはそんなんだったのは今だから言える。

 

***

 

さて、運良く入れたnp無料広告学校は週1回、1年間かけて広告について学ぶ学校だ。

講師は博報堂でバリバリ活躍した経歴と、輝かしい受賞歴を持つ小霜和也さんと米村浩さん。

そして最大の特徴は受講料が無料である上にご飯とお酒もついてくることだ。

その代わり、その場で、それぞれ必ず「身の回りの面白い話 or面白い考え」を講師に聞かせる、

それが授業料代わりというルール。

 

講義はお話を黙って聞くというスタイルのものではなく、

出された課題、宿題について限界まで考え抜いて毎週持っていく。

メンバーは15人で、男女半々、社会人半分、学生半分。

年齢は20才くらいから32才くらいまでと幅広く、出身校も現在の職業もバラバラ。

そんな刺激ある環境の中で『広告』を本質からじっくり1年間学んだ。

 

広告ってなんじゃい?その答えはうっすら見つかった。

 

***

 

デザインは『川を渡りたいから、橋をデザインしてほしい』と言われた時、

『その人がどうして川を渡りたいのか』という事をキチンと考えることだと前に書いた

 

広告は『もう完成しちゃった橋をもっと皆に渡って欲しい』と言われた時、

『どうやって橋を渡ると楽しいか』を考えて伝えることかもしれない。

その橋ならではの景色が素敵かもしれないし、歩道の広さかもしれないし、

渡った先にある光景かもしれない。

もしくはこんな人とこんな風に渡るといいかもよ、なんてストーリーかもしれない。

その橋を渡った人は凄い!とプレミアを付けることかもしれない。

 

とにかく、その橋の良さを引き出して、みんなが楽しく渡る。

その橋の持ち主が喜ぶ。

それが広告なんじゃないかと。

そして広告に関わるデザイン、

今まで私が半分イライラしながらやっていたデザインは『どうやって橋を渡ると楽しいか』の具現化の手段だったのだと。

 

違うかもしれないけど、今はそんな風に感じてる。 

 

***

 

美大生は広告に対して少し勘違いをしているのかもしれない。 

広告は自分の表現を使ってくれるパトロンのように思っていたり、

「アートの制作費を稼ぐ為に広告をやっています笑」とか。

別にそれでもいいし、それが武器になるシーンだって沢山ある。

だけど、ただの勉強不足な状態であることだけは間違いない。

自分がそうだった。

 

『広告』を様々な角度からじっくり1年間考え抜いた事で、

本当にいろいろ考える力が付いた気がする。

今までがスプーンで花壇を掘っていたとしたら、今はショベルカーで校庭を掘る力がついた。

でもまだまだ足りない。

いずれは大海原の石油を掘りあてるくらいのでっかい機械に進化したい。

いや、絶対進化する!

 

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もしnp無料広告学校に興味が湧いた方がいたら、是非応募してみてください。

無料なのに、お金を払っても体験できないことがたくさん待ってます◎

noproblem schoolhttp://bit.ly/Ipp7mz

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最後に、

お忙しい中毎週時間を確保し厳しくも愛情ある講義をしてくださった小霜さん、米村さん。

毎週バラエティ豊かな夜ご飯をセッティングしてくださったnpスタッフの皆様。

たくさんの苦難をともに乗り越えた15名の受講生のメンバーの皆様。

仕事を調節して月曜日には必ず早く退社させてくださった会社の先輩方。

多くの方々に支えてもらった1年間でした。

本当にありがとうございました。

 

この学びを無駄にしないように、素晴らしくかっこよく役に立って楽しいものを

沢山世の中に生み出せるよう清水は頑張って工夫していきます。

今後に乞うご期待ください。